腸が動き、次に脳が動いて便意が起こる

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便秘を解消して、スムーズに排便するためには、便意が起こらなくてはいけません。常習性の便秘の人は、この便意が起こらないことが問題になります。

まず、食べ物が入ってくると胃壁が伸びて、反射的に直腸が動き出します。これを「胃・結腸反射」といいます。特に朝、空っぽの胃に食べ物が入った時に起こる現象です。

腸が動き出して、直腸に一定量の便がたまると腸壁が刺激されます。これを「直腸反射」といいます。直腸反射が起こると、その信号が脊髄を通じて脳に伝わり、ここで初めて便意が起こります。

便意があったあと、脳は「我慢する」か「いきんで排便する」かの選択をし、排泄する場合は、腸のまわりの筋肉や神経に指令が出されることになります。便意が起こっても我慢し続けたり、下剤などを使って無理やり便意を引き起こすことを繰り返していると、自然な便意が起こりにくくなってしまいます。腸の自然な働きも妨げることになるので、、直腸の動きも次第に鈍くなり、便が溜まっても脳に信号が出なくなってしまうのです。

すると当然ですが、便意を感じなくなってしまい、便秘がさらに悪化するという悪循環を生んでしまいます。

どのくらい便が出ないと便秘と判断されるの?

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便秘の定義って何なんでしょうか?
どれくらいの期間便が出なかったら便秘って決まっているのかな?と思って調べました。

消化器専門医によると、症状に個人差はあるけれど、1週間まったく便通がないという場合は便秘だとみなすことが多いそうです。2~3日でないくらいでは、まだ便秘とは判断しないとのこと。1週間でもかなり辛いとは思いますが、重度の便秘は10日間とか2週間くらいでない人もいるみたいですね。最後に便が出てから2週間、まったく出ない場合は病院で受診して欲しいとのことでした。そのレベルになると、単に生活習慣から便秘になっているわけではなく、腸の病気のせいで便が出にくい状態になっている可能性もあるということです。

ひどい便秘の人の多くは、下剤を使って、とにかく便を出してしまおうとします。ただ、便が出たからといって、便秘が治ったわけではありません。便秘がちになるということは、腸が弱っているということ。腸の働きが低下していて、ものを食べても腸が動かず、便が出せないのです。便秘の治療は、その腸のリハビリをして元気を取り戻すことになります。

下剤なしでも快調に便通がある、そんな状態に戻さなくてはいけません。